光美容器を肌に当てて、押す。ある部位だけ、光らない。
買ってすぐだと、真っ先に疑うのは故障です。
でも、壊れているとは限りません。
ブラウン、パナソニック、フィリップス、Ulike。4社の説明を並べてみると、肌の色を読むところは共通でした。
なお、検索では脱毛器と呼ばれますが、メーカーの呼び名は光美容器。この記事もそちらに合わせます。
止まりやすい場所と、次に当てられるまでの目安。それに、無理に光らせようとすると何が起きるか。公式が書いている範囲だけでまとめました。

光らない原因は肌の側にもある
まず疑うのは本体より、肌の側です。
色を読む仕組みは4社とも入っていますが、光を出さない条件まで明記していたのは、このうち2社でした。
パナソニックは、光エステの使い方のページでこう書いています。「肌に密着していない場合や、色の濃いものには照射しません」
ブラウンが挙げるのは密着です。照射口が肌に触れているときだけ光る設計。
フィリップスにはSmartSkinセンサー、Ulikeにはスキンセンサーが載っています。
止めているのは肌の色を読むセンサー
センサーは何を見ているのか
見ているのは、いま当たっている一点の色。肌全体の明るさではなく、そこだけを読みます。
フィリップスは「SmartSkinセンサーは事前に肌の色を読み取り、その肌色に適した光の強さレベルを推奨します」としています。
ブラウンのスキンプロセンサーは、1秒間に80回のペースで読み取ります。光るたびに強さが決まる仕組み。
読み取った色が明るければ、そのまま光る。暗ければ、強さを下げるか、光らせません。
色は、生まれ持ったものだけで決まりません。日焼け、色素沈着、もともと濃い部位。どれもセンサーには同じ「暗い色」として読まれます。
止まりやすいのは色が暗めの部位



ブラウンのVIOガイドは、IゾーンとOゾーンについて、色が暗めなことがあるので安全のために光らない場合があると案内しています。照射口が密着していても、です。
同じ体でも、部位によって色は違います。ふだん日に当たっている腕と、服の下にある太もも。その差も読み取られます。
だから止まる場所は偏ります。腕やすねで押して普通に光るなら、本体そのものは動いています。
日焼けやほくろを避けるのは肌のため
理由は、ブラウンのよくある質問にそのまま出ています。「日焼けを含め肌が濃い色の場合、メラニンが光を吸収し、肌が傷ついてしまうことがあります」
色のもとになるのがメラニン。濃いところほど多く、そのぶん光を強く吸います。だから当てない場所として決めてあります。
肌の色ごとの選び方をまとめたページには、何が起きるかまで出てきます。濃い色の肌に当てると、光が毛ではなく肌に反応してトラブルを起こす可能性がある。
重症になれば、痛みを伴うやけどや水ぶくれになる場合もあるそうです。
色を理由に当てない場所は、各社の公式ページに並んでいます。
- 日焼けした肌。日焼けサロンでも自然に焼けた場合でも同じ扱いです
- 肝斑(かんぱん)、シミ、ほくろ、そばかす、あざ
- タトゥーやボディペインティングをした部分
- 暗褐色や黒に近い色の肌
色とは別に、使ってはいけない方と場面。
- 妊娠中の方、妊娠しているかもしれない方、生理中や授乳中の方
- ペースメーカーなど、体内に植え込む医用電気機器をお使いの方
- 皮膚に傷や損傷があるとき
- 成長期の子ども。18歳未満が使うなら、保護者が取扱説明書に目を通し、手順と禁止事項を教えるのが先です
- 皮膚疾患、アレルギー性皮膚炎、湿疹、敏感肌、ケロイドの治療中、光線過敏症
- 太陽光で肌が荒れやすい体質
- 整形や手術を受けた部位、フィラーや毒素製剤の注射を受けている場合
- 薬を服用中。薬によっては光に敏感になるため、服用後は1週間あけ、続けて飲んでいるなら皮膚科医に相談するようパナソニックが案内しています
粘膜、目のまわり、乳首のまわりなどは、色に関係なく対象の外です。どこまで外すかは機種ごとに違います。
▼ 肌の色でVIOの強さが決まるブラウン シルクエキスパート Pro5(PL5157)は、別の回で書きました。


毛の色が薄いと光っても結果が出にくい
ここまでは肌の話。もう1つ、毛の色でも結果の出やすさは違ってきます。
ブラウンによれば、光美容器に使われるIPLという光は、毛の暗い色に反応します。毛と肌の色に差があるほど、暗いほうを捉えやすくなるそうです。
裏を返すと、毛の色が薄いほど捉えにくい。ブラウンは金髪、赤毛、白髪を対象の外としていて、毛の色が薄すぎると結果が期待できないことがあるとも添えています。
ただし、光そのものは普通に出ます。出たうえで、期待どおりにならないことがある。ブラウンの説明もここまでで、光が止まるとまでは言っていません。
止まるのは肌の色。結果が出にくいのは毛の色。同じ困りごとに見えて、別の話でした。



センサーをだまして光らせてはいけない
止まった場所を光らせる方法が、いくつか出回っています。この記事では書きません。
センサーが光を止めているのは、肌を傷つけないためです。それを外せば、ブラウンが挙げているやけどや水ぶくれのほうへ、自分から近づくことになります。
止まったからと、続けて何度も押すのも避けたい。パナソニックは、同じ箇所に繰り返し照射しないよう書いていました。



光らないのは、止める仕組みが動いている合図かもしれません。
光らないときに確認する順番
確かめるのは3つ。上から順に見ます。
1つめ。照射口が肌にすき間なく触れているか。ブラウンもパナソニックも、触れていなければ光らせません。
くるぶし、ひざ、あごの下。カーブのある場所ほど浮きます。



2つめ。触れているのに止まるなら、その部分の色。日焼けした肌ではないか。ほくろやシミの上ではないか。
そのどちらかなら、光が出ないのは色を読んだからです。
3つめ。どこに当てても光らないなら、設定を見直す番。パナソニックなら、おすすめレベル表示モードのままだと光らない仕様です。それでも駄目なら、メーカーの窓口に相談します。
連絡のときは保証の期間内かをすぐ答えられるよう、購入日のわかるものを手元に置いておきます。
次はいつ当てられるのか
答えは、止まった理由で変わります。
日焼けで色が濃くなっているなら、もとの色に戻ってからです。ブラウンは、日焼けで濃くなっている場合は使用をやめるようにとしていて、日焼け直後もすすめていません。
何日で戻るかは示されていないので、日数ではなく見た目で決めます。
ブラウンなら早見表があって、そこにおさまる色まで戻れば使えます。
もともと暗めの部位は、待っても変わりません。翌日も来週も、止まったまま。進めるのは、当てられる場所だけ。



当てた日にも条件があります。ブラウンによれば、使ったあとの24時間で避けるものが6つ。入浴、サウナ、きつめの服、脱色クリーム、香水、ピーリング剤です。
日焼けサロンだけは24時間という区切りがなく、使ったあとは行かないように、とだけ書かれていました。
では、光る部位はどのペースで進めるのか。メーカーの数字は、予定表だったり上限だったりします。
ブラウンは、はじめの4〜12週が週に1度。ムダ毛が気にならないところまで来たら、必要に応じて1〜2カ月に1度くらいまで間隔をあけます。
Ulikeは4週間だけ週に3回。そこから2週間おき、月1回とあいだが延びます。
パナソニックだけは、進め方ではなく上限でした。3日に1度を限度、週3回以上は使わない、24時間以上あける。
パナソニックの3つは、どれも当てすぎを防ぐための数字です。さきほどの予定表とは意味が違います。
数字が食い違ったら、手元の機種に書いてあるほうに従います。
当てたあとに見るのは、その部位の肌。Ulikeの取扱説明書が挙げるのは、やけど、腫れ、毛穴の炎症、水ぶくれ、赤み、色素沈着、かゆみや痛み、傷跡です。
次の予定の前に、赤みや腫れが引いているかを確かめます。
激しい痛みがあるときは、すぐ使用をやめて医師に相談するように。同じ取扱説明書は、そう続けていました。次の1回まで待つ話ではありません。
▼ Ulike Air 10 Max(UI20S GL)は、VIOの痛みが不安な方に向けて当て方を分けて並べた回です。


よくある質問
自分で強さを下げれば当てられますか
下げても光りません。出すか出さないかは自動の判断で、こちらからは動かせないからです。
濃い色の肌でも使える機種はありますか
あります。濃い肌向けの光美容器も登場している、というのがブラウンの答えでした。
肌の明るさは1から6の番号で表され、番号が大きいほど濃くなります。IPLがふつうに使えるのは、明るいほうの4つまで。
光量が低く、そのつど自動で加減するタイプなら、5(ダークブラウン)を含むほとんどの色に使えるそうです。ただし6(ダークブラウンから黒)は、どの光美容器でも使えません。
自分の肌の色はどこで確かめますか
各社が用意している早見表です。ブラウンは肌と毛の色の組み合わせ表を、パナソニックは使用できる肌の色の目安を公式ページに載せています。
どちらも公開されているので、当てる前に一度目を通しておきます。
止まった場所は飛ばしていい
本体を疑うのは、どの部位でも止まるときだけです。
止まりやすいのは、暗めの部位と、日焼けやほくろのある場所。日焼けなら、色が戻れば当てられます。もともとの色なら、止まったままです。
進めるペースは各社でばらばらです。ブラウンは週に1度から、Ulikeは週に3回から。パナソニックは3日に1度が上限。
次に光らなかったら、その場で押し直す前に、腕やすねでもう一度だけ押してみます。
色で止まったところは、機械が「当てないほうがいい」と読んだ場所。いまはそこを飛ばせば十分です。
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