毎日使っていいモードと、1日あけて使うモード。パナソニック バイタリフト RF EX EH-SR86には、その両方が入っています。
今夜はどれを使っていい日なのか。週3回までと決まったモードが3つあるのに、回数を数える枠は2つに分かれます。ひと目では覚えにくい決まりです。
そこで、モードの使い分けを1週間の予定の形にしました。何を塗るかや、当ててはいけない場所も一緒に。使っている方の感想は、いくつもの販売店をまたいで読み比べています。

バイタリフト RF EX の使い分けは洗面所で
モードは、毎日のお手入れに2つ、スペシャルケアに3つ。日ごとに組み合わせて洗面所で使いたい方のための1台です。
回数とアプリと防水で使い勝手が変わる
毎日使えるモードと1日あけるモード
CLEANとMOISTは、1日1回なら毎日使えます。残りの3つは、1日以上あけて使うモードです。
回数の決まりと並べ方は、あとの「EH-SR86のモードと1週間の組み立て方」で。
アプリはiPhoneだけで使える
アプリの「with Panasonic Beauty」は、iPhoneだけに対応しています。肌の状態に合わせて、その日に使うモードを提案してくれます。



iPhoneがない方は、どの日にどれを使うかを自分で考えます。
防水は完全ではなくお風呂の案内もない
防水は、IPX5基準相当です。勢いよく当たる水(噴流)にどこまで耐えるかの等級で、完全防水ではありません。
取扱説明書には、お風呂で使う案内がありません。お手入れで水洗いするときも、水の中にはつけずに。
USB電源アダプターとUSBケーブルは、水につけることも水洗いもできず、お風呂場やシャワー室での使用も禁止です。
EH-SR86のモードと1週間の組み立て方
毎日はCLEANとMOIST。そこへ週に数回、スペシャルケアのモードを1つ足す。これが組み立ての基本です。
RFとEMSにLEDとイオンを重ねた作り
パナソニックはこの作りを「マルチアクティベートテクノロジー EX」と呼んでいます。4 MHzのRF(ラジオ波)、デュアルダイナミックEMS EX、赤色LED、イオン。この4つが1台に入っています。
EMS(電気刺激)が出るのは、RF×EMS LIFTモードのときだけです。
レベルは3段階で、使いはじめはレベル1から。
ヘッドを同じところに8秒以上当て続けると、RFとEMSの出力が一時的に止まります。オーバーケア防止センサーの働きで、肌から離して当て直せば戻ります。
熱くなりすぎたときは、温度センサーがRFの出力を一時停止。熱く感じたら、レベルを下げるか、少し速めに動かします。
毎日のCLEANとMOISTは短く終わる
デイリーケアの2つは、どちらも約3分です。
CLEANでは、市販の化粧用コットンをコットンリングでヘッドに付けます。化粧水は、コットンの裏側までしみこませてから。
メイク落としには使えないので、クレンジングと洗顔を済ませたあとに当てます。はずしたコットンは使い回しません。
MOISTは、化粧水で肌を整えてから。そのうえに専用ジェルか、手持ちの美容液・乳液などを塗って使います。
どのモードも、動作時間の半分で「ピーピー」と鳴ります。顔の片側を終える目安です。終わりは「ピー」の合図とともに電源オフ。
スペシャルケアを足す日も、CLEAN、MOISTの順で先に済ませます。
スペシャルケアは同じ日に重ねない
スペシャルケアは、RF×EMS LIFT(約6分)、RF PUMP(約6分)、EYE CARE(約2分)の3つです。



スペシャルケアの各モードは、同じ日に重ねないよう取扱説明書で決められています。
RF×EMS LIFTとRF PUMPは、どちらか1つを1日1回。どちらのあとも、次のLIFTかPUMPまでは1日以上あけて、2つ合わせて週3回までです。
EYE CAREは数え方だけ別の枠で、1日1回、1日以上あけて週3回まで。LIFTやPUMPとは、日をずらします。3つをまとめて週3回、という数え方ではありません。
この決まりの中で組むと、たとえばこんな1週間になります。CLEANとMOISTは毎日の分なので、下では省きました。
- 月曜:RF×EMS LIFT
- 火曜:EYE CARE
- 水曜:RF PUMP
- 木曜:EYE CARE
- 金曜:RF×EMS LIFT
- 土曜:EYE CARE
- 日曜:デイリーケアだけ
月曜なら、CLEANとMOISTの約6分にRF×EMS LIFTの約6分が加わって、合わせて約12分。並べ方は一例で、同じ日に重ねないことと、1日以上あけることを守れば曜日は動かせます。
化粧品は、RF×EMS LIFTなら専用ジェルがおすすめ。LIFTも、RF PUMPと同じ美容液や乳液でよく、EYE CAREはアイクリームも選べます。専用ジェルの量の目安は約1〜2g、直径約1.5cmぶん。
専用ジェルは洗い流さなくてよく、気になるときだけふき取るか洗い流します。
安全のために取扱説明書が決めていること
目もとのためのEYE CAREでも、まぶたには使いません。当ててはいけない部位として、取扱説明書にはまぶた、のど、粘膜が挙がっています。
ほかにも、肌に傷や湿しん・はれものなどがある部位、当日に脱毛処理をした部位、外科手術(形成・美容など)を受けた部位が入ります。
使える部位は、顔・デコルテ・首。ただしRF×EMS LIFTだけは、心臓の近くを避けます。
当てるときは、同じところで止めずに肌の上を動かし続けます。やけどを防ぐための警告。
使いはじめる前には、腕の内側でパッチテストをします。専用ジェルで使うならRF×EMS LIFT、手持ちの化粧品で使うならRF PUMPを、レベル1で約7秒。
48時間のうちに肌のトラブルが起きたら、その専用ジェルや化粧品は使いません。トラブルがおさまるまでは本体も使わず、医師に相談を。
何もなければ、48時間たったところで肌を確かめてから顔へ。
オイル系、スクラブ系、温感効果のあるローションは使えない化粧品です。
使えない方として取扱説明書が挙げているのは、まず肌の条件。皮膚アレルギーや金属・化粧品などにかぶれやすい体質、皮膚病やアトピー性皮膚炎、温度の感覚が自覚できない方です。
体の条件なら、妊娠中や産後1か月以内の方。心臓疾患や顔面の神経障害、出血性疾患・血友病疾患といった血液異常がある方も入ります。
幼児や成長期の子ども、自分で意思表示のできない方、交通事故などで頭部に後遺症がある方も対象外。
体に植え込んだペースメーカーなどの医用電気機器や、家庭用電気治療器のそばでも使えません。
次のどれかに当たるなら、使用禁止です。
- 体調がすぐれない日
- 疲労の激しい日
- ステロイド系ホルモン剤や免疫抑制薬・眠気を誘う薬を飲んだ日
- 過度の日焼けや皮膚炎など、肌に異常が出ている日
医師に相談してから使うのは、今までに重い病気をした方、急性疾患の方、悪性腫瘍のある方、敏感肌の方など。
約2週間以内に、ダウンタイム(回復に要する時間)が必要な施術や強い赤みが出る施術を受けた方も含まれます。
歯の神経に刺激が届くことも。違和感があれば、位置をずらすかレベルを下げます。無理に続けると、歯が一時的に痛む原因になります。
詰め物をしている歯は、とくに注意が要ります。
使っている途中で肌や体に痛み・異常を感じたら、その場で中止。この節は主な項目の抜き出しなので、全部の項目は取扱説明書の「安全上のご注意」(4〜8ページ)で確かめてください。
前のEH-SR85から変わったところ
RFの周波数は、前のモデルEH-SR85の3 MHzから4 MHzになりました。
EMSは「デュアルダイナミックEMS EX」に変わりました。EH-SR85のデュアルダイナミックEMSより筋肉の収縮時間が増えた、とパナソニックは説明しています。
新しく加わったのが導出ケア。洗顔で落としきれなかった毛穴などの汚れに向けたケアだと、公式は説明しています。
防水はEH-SR85もIPX5で、完全防水ではない点は同じです。
箱に入っているものと充電まわり
付属品は、専用ジェルのスムースリフトジェル、コットンリング2個、USB電源アダプター、USBケーブルです。
専用ジェルは別売のスムースリフトジェル EH-4R03(洗い流し不要)で買い足せます。コットンリングも、1個入りを販売店で買えます。
重さは約190g(コットンリングを除く)。大きさは高さ18.1×幅4.1×奥行4.2cmです。
充電は約3時間(室温15〜35℃)。コンセントにつないで充電している間は動きません。フル充電で使えるのは約4日間で、これは取扱説明書の使用例どおりに使った場合の目安です。
電池の寿命は、取扱説明書では3年程度。自分では交換できず、替えるときは販売店に頼みます。本体の保証期間は1年。消耗品の専用ジェルは、保証期間内でも保証の対象外です。
しばらく使わないなら、半年に一度はフル充電を。
同じバイタリフトには、かっさの形をしたEH-SP86もあります。2台の違いは、使う場所です。
EH-SP86は防水がIPX7で、お風呂の中でも使えます(湯船のお湯につかっている部分は除きます)。EH-SR86のほうは、防水の節で見たとおりです。
| 機種 | お手入れの特徴 |
|---|---|
| パナソニック バイタリフト RF EX EH-SR86 | 洗面所で、毎日のモードと週に数回のモードを組み合わせるのが持ち味 |
| パナソニック バイタリフト かっさ EH-SP86 | お風呂の中でも、かっさの形でEMSと温感を使えるのが持ち味 |
どちらが上ではなく、使う場所の違いです。洗面所で曜日ごとにモードを替えていきたいなら、EH-SR86が組み立てやすいはず。
▼ お風呂で使うときの肌のぬらし方や注意は、パナソニック バイタリフト かっさ EH-SP86 の記事にあります。


口コミで見えたEH-SR86の迷いどころ
満足の声では温かさと手軽さが、気になる声ではEMSの強さと使い方の迷いが、くり返し出てきます。
😊満足の声
付け替える部品がなく、使い終わったら水で洗って乾かすだけ。1台でいくつもの役をこなせるところがラク。
寒い時期はとくに、ヘッドのじんわりした温かさがうれしい。
家にある化粧水や手ごろなジェルで回せて、専用ジェルを買い足さずに済む。ここを気に入った方が目立ちます。
1回が短い。半分の時間で音が鳴るので、顔の左右をそろえやすいとも。
思っていたより軽く、使っている途中で腕が疲れない。
😣気になる声
付属のジェルと手持ちの美容液、どれを使えばいいか悩む。デコルテの当て方は自分で調べた、コツがつかめるまで2週間近くかかった、という声もあります。
レベル1や2でも痛かった、おでこだけ痛む、疲れた夜に使うと痛く感じる。EMSが想像より強かった方の書き込みです。
エステや美容医療と同じものを期待していた方からは、物足りないという辛めの評価。
スタンドもポーチも付いておらず、メガネスタンドで代用している方も。
本体の色が濃いので、美容液の油分の跡が残りやすいとの書き込みも。
迷わなかった方は何を頼りにしていた?
迷わずに使えていると書く方の声には、アプリを見ながら使っているものがいくつもありました。
今日使うモードをアプリが挙げてくれる。アプリと同じ動きをなぞれば、自己流にならない。そんな書き方です。
先に見たとおり、そのアプリはiPhoneだけ。
迷った側の口コミにあったのは、何を塗るか、デコルテにどう当てるか、コツをつかむまでの日数です。こちらは、アプリを使っていたかどうかまでは読み取れません。
iPhoneがない方の手がかりは、取扱説明書に載っている順番と時間です。何を塗るかも、モードごとの指定があります。どちらも、この記事の「EH-SR86のモードと1週間の組み立て方」にまとめました。
痛いときと響かないときのEMSの扱い方
RF×EMS LIFTでは、ジェルを十分に塗ると痛かったという声もあれば、量が少ないと響かないという声も。
取扱説明書の案内は、たっぷりつけるほう。少なかったり乾いてきたりすると感じにくいので、そのつどつけ足します。
場所の話も出ます。おでこだけ痛む、ヘッドの角度で響かないことがある。取扱説明書も、感じ方は部位、化粧品の種類、塗る量で違うとしています。
初めてのEMSでも痛みはなく心地いい、2の強さがちょうどいいという方もいました。
強く感じたときは、まずレベル下げから。痛みや異常があれば中止する、というのは先に見た安全の決まりどおりです。
朝はそれほどでもないのに疲れた夜は痛いと、日によっての違いを書いた方も。取扱説明書では、疲労の激しいときは使わないことになっています。



響きにくいなら、電極を肌に密着させ、背面のイオンパネルにも手が触れるように握る。化粧品で足りなければ、専用ジェルに替えるよう取扱説明書はすすめます。
EH-SR86をおすすめしたいのはこんな方
向いているのは、毎日約6分をデイリーケアに使える方。スペシャルケアの日は、ここに約2〜6分が加わります。曜日を決めてしまえば、その日に使うモードで迷いません。
iPhoneがあって、今日使うモードをアプリに提案してほしい方にも向いています。
毎日のモードと週3回のモードを分けて考える
バイタリフト RF EX EH-SR86は、毎日のCLEANとMOISTに、スペシャルケアを足して1週間を組む美顔器です。
モードの使い分けで迷ったら、iPhoneがあればアプリに任せ、なければ取扱説明書の順番と時間を頼りにします。
まずは、スペシャルケアを入れる曜日を決めるところから。月・水・金のように1日おきにすれば、RF×EMS LIFTとRF PUMPの週3回はそこに収まります。EYE CAREは火・木・土へ。
始めるのは、腕のパッチテストで肌に何もないのを確かめてから。
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