レベル1なのに、ビリビリくる。EMSの美顔器の口コミには、そんな書き込みもあります。
顔に電気を流すのが初めてなら、ここで手が止まりますよね。痛いのはがまんするしかないのか、使い方で変わるのか。
パナソニック バイタリフト かっさ EH-SP86は、かっさの形をしたEMS美顔器です。この記事では、刺激が強まりやすい場面と、その弱め方をまとめました。
もとにしたのは、取扱説明書とよくある質問、それにパナソニックが製品を紹介しているページです。

バイタリフト かっさ EH-SP86は刺激が心配な方に合う?
はい。刺激の強さを、いちばん弱い段階から自分で上げていける作りです。
向いているのは、EMSを試したいけれど最初の刺激がこわい方。
体の状態や部位によっては使えず、敏感肌なら先に医師へ。買う前に、後半の「使う前のパッチテストと使えない場合」だけは読んでください。
EMS美顔器を選ぶ前に見たい3つのこと
刺激の段階、使う場所、充電の持ち。どれもスペック表だけでは読み取りにくいところです。
ここから出てくる数字と注意書きは、断りがなければ取扱説明書のものです。
刺激の強さは段階と当てる場所しだい
刺激の強さ(EMSレベル)は6段階。バイタリフト かっさは電源を入れるたびにレベル1から始まり、前回のEMSレベルは記憶されません。
温感の強さのほうは、モードごとに記憶されます。



はじめのうちはEMSレベル1、温感は「低」がすすめられています。痛みを感じるほどまでは上げない、という注意も。
当てる場所でも差が出ます。とくに首筋は、刺激を強く感じることがある場所。
レベルは、当てる部位や感じやすさに合わせて切り替えるよう書かれています。
お風呂で使うか洗面所で使うか
どちらでも使えます。本体は防水(IPX7)です。お風呂で使う日だけ、決まりごとが増えます。
洗面所でもお風呂でも、当てるのはメイクを落として洗顔したあとの素肌。
お風呂では、まず肌をお湯で十分にぬらします。EMSの刺激を感じやすくなるので、レベル1から。
強く押しあてすぎると、すべりにくくなります。
浴槽のお湯に浸かっている部分には使いません。故障の原因になるためです。
USBケーブルとUSB電源アダプターは水につけず、お風呂やシャワー室にも持ち込みません。充電はその外だけです。
フル充電でどれだけ使えるか
回数で約5回、期間で約6か月。どちらもメーカーの出した値ですが、条件はそれぞれ別です。
約5回は、温感「高」で1回8分使ったとき。製品の特長ページにある約6か月は、W EMS LIFTモードで温感を切り、2〜3日に1回・約8分使ったときの目安です。
充電にかかるのは約3時間(室温15〜35℃)。付属するのはUSBケーブルで、コンセントにつなぐUSB電源アダプターは別売です。型番はES-RU1-01。
EH-SP86の中身を公式資料で確かめる
中身は、かっさの形とEMS、それに温感です。
かっさの形と電極の数
パナソニックは、この作りを「かっさリフトテクノロジー」と呼んでいます。2種類のEMSと、かっさの形を組み合わせたものです。
2種類とは、「肌表面をタッピングする手技を追求した」とうたうソフトエクササイズEMSと、デュアルダイナミックEMS MIXのこと。
肌に触れる電極は4つあります。前のモデルEH-SP85は2つだったと、パナソニックがよくある質問で答えています。



4つの電極は2つずつの2組。刺激を感じにくいときは、どちらかの組の2つとも、肌に触れているかを見直します。
重さは約160g(キャップを除く)。これを片手で持って、顔や首の上を動かします。
EMSが出ないモードもある
WARM TREATMENTだけは、EMSが出ません。温感だけで使うモードです。
モードは3種類。W EMS LIFT(約4分+約4分)、QUICK(約4分)、WARM TREATMENT(約8分)です。W EMS LIFTとQUICKでは、EMSを切れません。
W EMS LIFTは、ソフトエクササイズEMSのあとにデュアルダイナミックEMS MIXが続く順番。QUICKは、あとのほうのEMSだけです。
ソフトエクササイズEMSが終わると出力がいったん止まり、EMSのボタンを押すと続きが始まります。
刺激がこわい方は、まずWARM TREATMENTで形と温かさに慣れて、それからEMSのあるモードへ進む順番もとれます。
温感は、温感ヘッドの表面で低が約40℃、高が約43℃。W EMS LIFTとQUICKは温感を切れますが、WARM TREATMENTは低か高で使います。
どのモードも、終わると自動で電源が切れます。途中でモードを替えても、電源を入れてから最大約9分で切れる仕組み。過度なお手入れを防ぐためです。
商品名のリフトケアが指すもの
正式な商品名は「リフトケア美顔器 バイタリフト かっさ EH-SP86」で、この「リフトケア」には「引き上げるように機器を動かすこと」という注記が付いています。
肌がどうなるかを約束する言葉ではなく、機器の動かし方を指す言葉です。
EMSの注記は「電気刺激を筋肉に伝え、筋肉を収縮させること」で、こちらも仕組みの説明です。
毎日ではなく2〜3日に1度が目安
使う回数の目安は、2〜3日に1度。使いすぎるとかえって肌によくない、という注意つきです。
口コミには、毎日使っているという声も並びます。使いすぎはよくないと知って、1日おきにしている方もいました。
使う前のパッチテストと使えない場合
届いてすぐ顔に当てる前に、腕の内側でパッチテストをします。手順はこうです。
専用ジェルか、使う予定の手持ちの化粧品を腕の内側に塗る。QUICKモード、EMSレベル1、温感「低」で10秒当てる。
48時間たってから、その部分の肌を確かめます。気になる変化が出ていなければ、顔に移ります。
48時間のうちに肌のトラブルが出たら、そこで使用をやめて医師に相談を。



使えないのは、心臓疾患のある方、ペースメーカーなど体に植え込む機器を使っている方、妊娠中や産後1か月以内の方など。
ペースメーカーなどの植え込み機器や、人工心肺、心電計や点滴器といった医用電気機器、家庭用電気治療器の近くでも使いません。
皮膚アレルギー、アトピー性皮膚炎、皮膚病、金属や化粧品などにかぶれやすい体質。いずれかがあれば使わないこと。
紫斑(しはん)になりやすい方、出血性疾患や血友病などの血液の異常がある方、温度の感覚が自覚できない方、幼児や成長期の子どもも使えません。
重い病気をした方、悪性腫瘍のある方、急性疾患の方、感染症や熱のある方、敏感肌の方などは、医師に相談してから使います。
使う部位として挙がっているのは、顔・デコルテ・首と、二の腕・ふくらはぎ。そのうえで、当ててはいけない部位が決まっています。
まぶた、のど、粘膜、骨ばったところ。EMSを使うときは、デコルテでも心臓の近くは外します。
傷や湿しん、はれもののある部分。その日に脱毛した部位や、形成・美容などの外科手術を受けた部位にも当てません。
神経障害や皮膚の知覚障害のある部位、後遺症のある部位も同じく外します。
体調がすぐれないとき、ステロイド系ホルモン剤・免疫抑制薬・眠気を誘う薬を飲んだとき、疲れが激しいときも使いません。
皮膚炎や過度の日焼けなど、肌に異常があるときも同じ。
ここに挙げたのは主なものだけです。全部の項目は「安全上のご注意」(4〜9ページ)にあるので、使う前に目を通してください。
保証の1年と電池の寿命
保証は、お買い上げ日から本体1年。専用ジェルは消耗品なので対象外です。
電池は3年ほどもつ目安ですが、保証は1年まで。交換は自分ではできず、販売店に相談します。
半年以上使わないときは、半年に一度フル充電を。
ここからは、同じバイタリフトのEH-SR86との違いです。
パナソニックはEH-SR86を、RF(ラジオ波)・EMS・赤色LED・イオンを組み合わせた「マルチアクティベートテクノロジー EX」として紹介しています。
| 機種 | お手入れの特徴 |
|---|---|
| パナソニック バイタリフト かっさ EH-SP86 | かっさの形でなでながら、EMSと温感を使い分けるのが持ち味 |
| パナソニック バイタリフト RF EX EH-SR86 | RF・EMS・赤色LED・イオンを1台に組み合わせているのが持ち味 |
機能の数はEH-SR86のほうが多い。ただ、2台は得意なことが違います。RFやLEDまで1台で使いたいならEH-SR86、EMSと温感を手軽に続けたいならEH-SP86です。
▼ 洗面所で使うパナソニック バイタリフト RF EX EH-SR86 は、どの曜日にどのモードを入れるか、1週間の例を載せています。


口コミに出た刺激の感じ方とジェルの手間
バイタリフト かっさの口コミでは、刺激の強さの感じ方が分かれました。専用ジェルは、洗い流すのが手間という声も。
😊満足の声
握りやすくて、額や首の丸みにも沿わせやすい。かっさの形そのものをほめる声が、いくつも見つかりました。
水でそのまま洗えるから、後片づけが面倒にならないそうです。
温感が心地いい、寒い季節にありがたい、という感想も。
最初はこわかったり痛かったりしたけれど、使ううちに慣れた。そんな書き込みが複数。
お風呂の中で使えて手軽、という声もありました。
😣気になる声
いちばん弱いレベルでもビリビリくる、という書き込み。
場所によっては歯にひびく。歯にセラミックを入れている方の話です。
付属の専用ジェルは落ちにくく、洗い流すのがひと手間。湯上がりにスキンケアの流れで使うと、顔を洗い直すことになるそうです。
ラジオ波の機能がないので、別の機種を買い足すか考えている、という方もいます。
刺激を強く感じた方と平気だった方の違い
刺激が強いと書いた方には、顔にEMSを当てるのが初めての方や、届いてすぐに試した方がいました。
反対に、痛いほどではない、ちょうどいいと書く方も。満足の声の「慣れた」には、はじめにおでこで痛みを感じた方も含まれます。
歯の話は、ほかと分けて考えたほうがよさそうです。
気になる声のセラミックの方に加えて、知覚過敏の方からは、がまんできる範囲だったものの、強さを上げると多少痛むかもしれないとの声がありました。
この点は、メーカーの注意書きにも。EMSが歯の神経に刺激を与えることがあり、とくに歯に詰め物がある方は注意するよう書かれています。
使用中に歯に違和感が出たら、レベルを下げるか、当てる部位をずらす。そのまま続けると一時的な歯の痛みの原因になる、という理由つきです。
刺激を強く感じるかどうかの分かれ目は1つではなく、初めて当てたか、どこに当てたか、歯の状態も関わっていそうです。
ジェルの手間は使う場所で変わる?
洗い流しの手間を書いた方のなかには、湯上がりに専用ジェルを使っていた方がいます。
お風呂の中で使う方の口コミでは、目を通した範囲で、洗い流しに触れたものは見当たりませんでした。



メーカーの答えは、はっきりしています。化粧水・美容液・乳液など、手持ちの化粧品で使えば、洗い流しはいりません。
専用ジェルを使ったときだけ、ティッシュでふき取ってから洗い流します。
洗い流しのいらない別売のスムースリフトジェル EH-4R03(100g)もあります。
オイル、スクラブ系、ボディソープ、温感効果のあるものや脂肪燃焼成分を含むローション・マッサージジェルは使えません。クリームのように油分の多いものも、刺激を感じにくくなるので避けます。
EMSに絞って選ぶなら
満足している方のなかには、機能がたくさん付いた美顔器ではなく、EMSに絞った1台を探していたという方がいます。
気になる声にあったラジオ波(RF)は、先に触れた同じバイタリフトのEH-SR86に付いています。
かっさを選ぶ理由
決め手は、お風呂でも洗面所でも、手持ちの化粧品で使えることです。
モードが終われば電源が切れるので、1回は約4分か約8分に収まります。



バイタリフト かっさ EH-SP86のまとめ
刺激がこわい方ほど、選びやすい1台です。電源を入れるたびにレベル1に戻り、EMSの出ないモードで慣れることもできます。
強く感じやすいのは、お風呂の中と首筋、それに歯の近く。レベルを下げるか当てる場所をずらせば、刺激の強さは自分で加減できます。痛みや異常を感じたら、すぐに使うのをやめます。
使う前の腕のパッチテストと、使えない体の状態・部位の確認だけは省かないでください。ジェルの洗い流しが面倒なら、化粧水や乳液で使えば流さなくて大丈夫です。
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